自動販売機のジュース価格に値上がりの気配

来年の消費増税(5%→8%)に伴って、自動販売機で販売される
ジュース(清涼飲料水)の売価が上がる予感です。

今日のニュースによると、
先日の記事でも紹介した清涼飲料メーカーで構成する全国清涼飲料工業会は、
今日10月19日に、今月1日に施行された消費税転嫁対策特別措置法に基づいて、
清涼飲料の本体価格に増税分の転嫁を業界内で申し合わせる「転嫁カルテル」を
公正取引委員会に届け出ることで最終調整に入ったそうです。

公正取引委員会に何を届け出るのか、という話ですが、
早い話、こんな感じです。


公正取引委員会
「本来談合は禁止してるのは知ってるよね」
企業
「はい、そうですね。もちろん談合なんてしてませんよ」
公正取引委員会
「消費増税されるから、そのタイミングでの価格転嫁するなら業界で足並みそろえても良い例外を認めた法律つくったよ」
企業
「えっ。本当ですか(嬉)」
公正取引委員会
「でも、こっそりしちゃダメよ。先に例外の談合やりますよーって、届け出てね。」
企業
「わかりました。業界として考えます。」

企業(業界団体)検討中 ← 今、この段階

ということです。


ちなみに、ここで言うカルテルとは、価格カルテルのことです。
価格カルテルというのは、
カルテルに参加する企業同士で話し合いなどを行って価格を決定し、不当に利益を上げる形態です。

価格破壊が進まないように談合をしているわけで、
被害は立場の弱い消費者になるわけですから、独占禁止法で厳しく規制されています。